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生物調査船 ビーグルU世号

TOPICS!!

テレビ朝日系列 『 素敵な宇宙船地球号/外来生物は警告する!Vol.8 』 の取材を受けました!!
『コウロエンカワヒバリガイ』の群生を撮影したいとのご要望を受け、ビーグル二世号で東京港内を案内しました。

取材1 取材2 取材2
桟橋に付着したコウロエンカワヒバリガイを撮影のため奮闘中のディレクター

取材2 取材2 取材2
ビーグル二世号にて付着生物鉛直構造の観察 フジツボ帯、カキ帯、コウロエンカワヒバリガイ

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流木と流木上の付着物。貯木場の風景。

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 放置されたロープに付着したコウロエンカワヒバリガイ。中下層にはミドリイガイ、ムラサキイガイが確認された。


 堀越・岡本(2007)によりますと東京港内の付着生物(11地点、4季調査)で47種類が確認され、そのうち11種類が移入種であったと報告されています。
 今回、制作クルーの方たちにお見せした、付着護岸やロープ、流木などには、目視だけでもコウロエンカワヒバリガイ、ミドリイガイ、ムラサキイガイ、ヨーロッパフジツボ等の移入種が確認されました。 クルーの方々は、今回のコウロエンカワヒバリガイの取材に先立って、霞ヶ浦の『カワヒバリガイ』の取材をなさったそうで、5日には『ゼブラガイ』の取材でアメリカに旅立たれるとか。どんな番組になるのか、楽しみです。
 番組の取材対象となったコウロエンカワヒバリガイとカワヒバリガイについて、一言触れておきます。

 カワヒバリガイは東アジアから東南アジアを原産とするイガイ科カワヒバリガイ属の固着性二枚貝で、純淡水種です。 日本国内には1980年代、中国から輸入されたシジミ類に混入して持ち込まれたものと考えられています。
 日本国内では淡水性の固着性二枚貝は生息していなかったこともあり、1990年代には琵琶湖で、次いで木曽川で確認され、現在は霞ヶ浦など関東地方にまでその分布を広げているようです。
 一方、コウロエンカワヒバリガイはニュージーランドやオーストラリアを原産とするイガイ科クログチガイ属の一種で、内湾河口域に分布します。国内では、浜名湖や瀬戸内海、大阪湾で1970年代に確認され、その後全国に広がりました。コウロエンカワヒバリガイは、船のバラスト水によって移入した可能性が大きいといわれています。 コウロエンカワヒバリガイをはじめ海産の移入種は、船のバラスト水、流木や外国産の木材、船底に付着することによりその生息範囲を広げて行くため、人間活動のグローバル化によって、種の分布域の拡大はますます盛んになるものと考えられます。


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